「小論文上達への道」第一小論ネット
小論文の書き方講座 表現面の注意点 細かい表現にも注意

【一人称】
●一人称は「私」が適切です。「僕」「自分」などは使わないようにしましょう。

【漢字】
●「げん界」「高よう」など熟語のひらがな書きは避けましょう。その漢字がわからなければ別の表現に変えましょう。 (例:「意識が高ようする」⇨「意識が高まる」)
●常用漢字のひらがな書きも、幼稚な印象を与えるので避けた方が無難です。

【よく見られる誤字】
よく見られる誤字例

【一文の長さ】
●一文は短すぎると断片的な印象を与え、長すぎると文意がわかりにくくなります。一文は40~60字程度が適当です。

【記号】
●「!」「?」「=」「......」などの記号は使用しないようにしましょう。

【文体の統一】
●「だ・である」体で書き始めたら、最後までそれで統一させましょう。小論文では「だ・である」体が適当です。

よく見られる誤用

【呼応の不備】
× 「なぜなら、みんな忙しすぎると思う。」
「なぜなら」と理由を説明しているのだから、「~からである。」と結ぶことが必要です。
× 「その意見は全然間違いだ。」
「全然~」や「けっして~」は、打ち消し語と呼応させて用いるのが正しい用法です。

【文法的誤り】
●「食べれる」「見れる」などの「ら抜き言葉」はまだ一般的ではありません。正しくは「食べられる」「見られる」となります。

【話し言葉】
●小論文は「書き言葉」を使うのが原則です。くだけた表現や流行語、略語の使用も避けましょう。 話し言葉使用例

こんな答案は点が低い こんな答案は点が低い例