担当者のつぶやき 外国語と小論文

こんにちは。担当者Uです。


今日は看板の話題から。


先日、近所を車で運転していると、道路工事を行っていました。
と、ここまではよくあることなのですが、その注意書きの看板がすごかったのです。
こちらです↓


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最近、英語や中国語、韓国語の案内はよく見かけるようになりましたが、フランス語・ロシア語・ドイツ語まで!!
片側通行のため停車中だったので、つい写真まで撮ってしまいました。
いやー、日本も国際化したものです。


Uが住む広島は「宮島」と「原爆ドーム」の、ふたつの世界遺産を抱えています。
そのためか、外国人観光客も多くいます(先日はオバマ大統領も来ましたし…あ、いや、あれは観光ではないか…)。


興味深いのは、広島に来る外国人には特徴がある、ということです。
日本全国で見ると、中国(香港を含む)、台湾、韓国からの旅行者さんが多いのですが、広島は欧米やオーストラリアからの旅行者さんが多いそうです。

こちらでわかりやすく紹介されています。


海外からの観光客をいかに増やすか、という観点でみると、こうした傾向をとらえておくことは重要ですよね。
海外からの観光客が増えることによって、日本という国、日本の文化を知ってもらう機会が増えます。
また、観光地にお客さんが増えれば、単純に観光地の収入が増えます。


今日本では積極的に外国人観光客の誘致を進めており、実際にその数は着実に増えています。

それに関連した入試問題もあります。


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日本に暮らすイギリス人である筆者が日本の観光の実態について指摘した『新・観光立国論』(デービッド・アトキンソン)を読み、観光立国に向けてこれからさらに増加するであろう外国人観光客を、日本人はどのように迎えたらよいだろうか。筆者の指摘を踏まえた上で、自分のこれまでの経験や具体的な事例なども含めて、自分の考えを述べよ。
(埼玉大学・経済学部・一般前期)

観光は日本の大事な産業であると同時に、日本の人々が世界のさまざまな文化や風習に触れる機会にもなる。しかし、日本を訪れる外国人旅行者数は、アジアでも決して上位ではない。これからも外国人観光客をひきつけ、繰り返し訪れてもらうために、日本の社会はどのような取り組みをしていけばよいだろうか。あなたの考えを論述せよ。
(大妻女子大学・文学部・一般)
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などなど。


Uが道で見かけた道路標識も観光客誘致の役に立つでしょうか。
いや、それはまた別の問題でしょう。
この写真は観光地とは全く別の、普通の幹線道路で撮影したものです。
観光客が自分の車でこんな場所を運転することはまずないはず…。
旅行ではなく、日本で一定期間生活している外国人のため、と考えるべきでしょうね。