担当者のつぶやき 海抜と小論文

こんにちは。担当者Uです。


前回のつぶやきから1か月以上も経ってしまいました。申し訳ありません!
前回、答案が山のように届くとお伝えしましたが、その処理に追われていました。

Uの入社以来、一番忙しいような気がします…。




さて、3月も下旬に差し掛かり、少しゴールが見えてきた今日この頃。

休日に自宅の近くをドライブしていましたら、電柱にこんなシートが貼られているのを発見しました。


sheet
(出典:国土交通省)


こちらに、設置について紹介されていました。
「おお、ついに広島にも!」とUは妙に感動しました。


3年前、瀬戸内国際芸術祭に行ったとき、島のいろんなところでこの標識を発見しました。
瀬戸内海は本州と四国に囲まれている内海ですが、ひとたび津波が来れば、島は大きな被害を受けます。
そのための注意喚起で最近はこんな標識をつけてるんだなー、と思ったものです。


広島市もデルタ地帯で、海抜はかなり低い都市のはずです。
Uが発見した標識では、「2.2m」となっていました。


え、そんなに低いの…??
「海のすぐそば」というイメージは全くなかったのですが、2.2mとは。
大地震があったら、本当に気をつけなければなりませんね。

と、このように「私たち一人ひとりの意識」は育まれていくのではないかと思います。
よく、高校生のみなさんからの小論文の解答で、「私たち一人ひとりが○○に対して注意することが必要である」という意見が書かれます。
これ、間違いではないんですけどね…。
「で、どうやって意識を高めていくの?」という具体化がなければ、説得力が高まらない、典型的な例です。


例えば「防災意識を高めるためにはどうすればいいか?」という問いがあったとして、
「私たち一人ひとりが意識を高めるべきである」と書いたって、そりゃ評価されません。
そんな時、この海抜表示の取り組みを知っていれば、
「例えば自分たちの住んでいる地域がいかに津波の被害に遭いやすいかについて、情報提供を行う」という具体化が可能になるわけです。


さて、意識が高まったところで、次は防災グッズを買わなければ…。
まだまだやることは山積みのUでした。