こんにちは、担当者Uです。
最近、この人の本をたくさん読んでいます。
仕事でも読む機会がありますし、お休みや通勤時、娯楽としても読む機会があるのです。
小説もエッセイもおもしろくてためになる、こんな作家さんは珍しいですね。
特にこの『科学的とはどういう意味か』、非常にタイムリーな本でした。
文系と理系ってどういうことか? 特に「理系」「科学」とはどういう意味なのか? ということがわかりやすく説明されています。
入試でもときどき見かけますよー。
でも、小説もじわじわとためになります。
上記『すべてはFになる』文庫版にて、瀬名秀明さんが実に見事に指摘していらっしゃいます。
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私は本シリーズをもっと若い研究者たちに読んでほしいと思っている。犀川(U注:『すべてがFになる』の登場人物。工学部の助教授)が語ることは、常に若い研究者への励ましであり、また科学の営みとは何かということを再確認させてくれる的確なアドバイスなのである。
(瀬名秀明「解説」森博嗣『すべてがFになる』講談社文庫
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本当にそう思います。Uは理系ではありませんが、大学で勉強することの醍醐味を、この作家さんは間接的に教えてくれます。
いや、「ためになるから読む」なんて、本当に楽しい小説の読み方ではないのかもしれませんが…。