担当者のつぶやき 男女共同参画と小論文

こんにちは。担当者Uです。


先週末から、大寒波に襲われましたが、みなさまお住まいの地域は大丈夫でしたでしょうか?
Uの住んでいる場所は、思ったほどの積雪ではありませんでしたが、とにかく寒かったです…。

家にいても寒いだけだったので、(天気予報で「あまり外出しないように」と言われていたにもかかわらず)近所のショッピングセンターに遊びに行ってきました。


この某ショッピングセンターは、つい先日、一部改装が行われたのですが、その改装された箇所のトイレのマークが印象的でした。

こちらです↓↓


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男性用トイレにも、おむつ交換台等のスペースがきちんと用意されています。
これは助かりますね。
育児をする男性が一般的になりつつあることの現れかもしれません。

以前、子育て中の男性から、「おむつ交換台が女性用トイレにしかなかったから、どうしようか迷った…」という声を聞いたことがあります。
確かに、女性用トイレにだけ赤ちゃん用のスペースが用意されていたら、困りますよね。
家族での来店が多いショッピングセンターの取り組みは、さすがだなー、と、トイレの目の前にして思ったUなのでした。


しかし、トイレの前で写真を撮ってたUは、もしかしたら不審者っぽかったかもしれません…。
そう言えばあの日はお客さん多かったな…。
ま、まあ通報もされてませんし、大丈夫だと思います!



今、世間では「男女共同参画」「女性の社会進出」ということがしきりに言われています。
本当は敢えて「女性の」「社会進出」などと言わなくても、自然と女性が社会で活躍できるようになることが理想なのでしょうが、なかなか現実が追い付いていないのだと思います。
「男女共同参画」を題材とした小論文入試もたくさんあります。


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●「大学生のライフスタイル調査」(就職情報会社マイナビ)から、就活中の男子大学生の4割が積極的に育児参加しようと思っているという結果について述べた『2014年2月13日「朝日新聞」』「就活男子 イクメン希望」(伊沢友之)、『男女共同参画白書平成25年版』(内閣府男女共同参画局)から、図1「夫の家事・育児時間」を読み、問1.計算。問2.図の読み取り。問3.日本の仕事と子育てのあり方についてどのような取り組みが必要か、あなたの考えを述べよ。
(川崎医療大学・短期大学部)

●女性の活躍推進のためにも少子化対策としても重要である「仕事と子育ての両立」の実現に何が必要なのかについて述べた『2014年5月5日「日本経済新聞」社説』を読み、筆者の主張を要約し、筆者の主張を踏まえて「仕事と子育ての両立」についての自分の意見を述べよ。
(熊本学園大・経済学部)
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やっぱり、身近なところに小論文につながるネタはころがっていますねー。

担当者のつぶやき センター試験と小論文

こんにちは。担当者Uです。

受験生のみなさん、センター試験お疲れ様でした。
よい点がとれた人も、あと一歩だった人も、まだこれからが勝負です!
最後まで集中してがんばってくださいねー。


ところでこのセンター試験。
今後大きく様変わりするということで、最近話題になっています。


2020年度から、「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」という、新たなテストが導入されることになっています。
このテストでは、なんと「記述式」が導入される見込みです!

先月、文部科学省より、この評価テストの問題イメージ(たたき台)が公開されました。
(文部科学省「高大接続システム改革会議(第9回) 配付資料」)

例えば「国語」の記述式問題は、形式としては小論文課題の「データ型」によく似ています。
今後、大学入試の共通試験においても、私たちの力を直接役立ててもらえるようになるかも…。


高校生、そして指導される先生方は、新しい試験形式に対応していかなければならず、大変だと思います。
そのお手伝いができるよう、私たちもがんばらなければ! と気分を新たにするUなのでした。

担当者のつぶやき 医療系小論文の小ネタ収集

こんにちは。担当者Uです。

みなさま、遅くなりましたが明けましておめでとうございます。
本年も第一小論Netをよろしくお願いいたします。
今年も、ちょっと役に立つ(時々くだらない、時々こじつけの)小論文情報をブログで紹介していきたいと思います!


さてこのお正月、Uはかなりゆっくり休んでいました。
年末が怒涛のように忙しかったのですが、年末年始のお休みはそれこそ仕事のことなどすっかり忘れ……てはいませんでした!
きちんとブログのネタなどを探し歩いていたのです。


このお正月、Uはとある病院にお勤めの方とお話をしました。
この方が「お正月の宿題」のDVDをお持ちだったので、少し見せてもらったのです。

DVDのテーマは「誤認診療防止のために心がけること」でした。


例えば、本来A患者さんに行うべき治療等を誤ってB患者さんに行ってしまうようなことです。
普通のサービス業と違い、患者を取り違えて手術などの「治療」をしてしまうと、とんでもない事故に発展することは容易に想像できます。
「そんなことあり得るの?」と思ってしまいますが、誤認の事故は実際に起こっています。


誤認防止のための取り組みにはいろいろとありますが、DVDで紹介されていた、興味深い取り組みを紹介します。
患者さんへの対応として「ダメな例」と「よい例」が紹介されていました。


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診療が終わって、受付の場面。

【ダメな例】
事務  「○山○太さんですね」

患者(実は○山○太郎さん)  「…? あ、はい、そうです」

事務  「○山さん、今日の検査はすべて終了していますね」

患者(実は○山○太郎さん)  「…?? は、はい」

事務  「それでは、この用紙を持って□□に進んでください」

患者(実は○山○太郎さん)  「…はい。わかりました」

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こんな内容でした。

病院側がきちんとお名前を(しかもフルネームで)読んでいるから大丈夫なのではないかと思ってしまいますが、気弱な?あるいは耳の遠い?患者さんであれば、違う名前を呼ばれても「はい、そうです」とうっかり答えてしまう場合があるようです。
本当に些細なことですが、この「誤認」が重大な事故につながったら大変なことですよね。


では、「よい例」だとどうなるか。


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事務  「こんにちは。お手数ですがお名前をフルネームでおっしゃっていただけますか?」

患者  「はい。○山○太郎です」

事務  「○山○太郎さんですね。今日の診療は……」
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こうなるわけです。
少々面倒にも思えますが、確かに誤認を防ぐには有効ですね。

病院はここまでやっているのか!と勉強になったお正月のできごとでした。


医療従事者の患者への接し方(ミスを防ぐ方法)についての小論文を書くことがあれば、よいネタになるかもしれません。
いつかUも教材作りで使うかも…。