担当者のつぶやき 

こんにちは。担当者Uです。


さっそくですが、錦織選手、全米オープン準優勝おめでとうございます!!
Uは高校生のとき、テニス部に所属していました。
当時は日本の男子選手がテニスの世界大会で活躍するなど、考えられませんでした。

また、コーチがマイケル・チャンというのも衝撃でしたね。
マイケル・チャンはUが高校生の頃、ちょうど現役で活躍していました(年齢がバレますね…まあいいや)。
小柄なチャン選手がベースラインより手前に立って、果敢にレシーブを行っている姿はよく記憶に残っています。
私たち日本人とさほど変わらない体格でも世界で活躍できるんだ、と勇気づけられました。
そのチャン選手がコーチとなって錦織選手を指導して、その結果全米の準優勝に結びつくなんて…いやー感動です!!



と、すみません。いつになく熱くなってしまいました…。
このように、昨今の日本のスポーツ選手の活躍は目覚ましいものがありますね。
スポーツ選手の活躍と言えば、2020年東京オリンピックです!
東京での開催が決定して、日本も何かとあわただしくなっています。


2014年度入試では、さっそくこの東京オリンピックにまつわる小論文課題がいろいろ出題されました。
例えばこんな具合です。
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「オリンピックの経済効果」
「オリンピック招致のあり方」
「オリンピック開催が開催地に与える影響」
「2020年を見据えた時、情報技術や情報機器など広い意味での情報の進展は、スポーツに対してどんな役割を果たすか」
「東京オリンピック開催までの7年間でメダルを獲得する、または獲得数を増やすための具体策」
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などなど…。
本当に多方面から問われますね。
オリンピックはただの「大きなスポーツ大会」ではなく、政治や経済、国際関係を巻き込む一大イベントになっています。
それが良いことなのか悪いことなのか。
考え方はいろいろありますが、入試においては、オリンピックの何について考えさせることが求められているのか、をよく考えることが重要になりそうですね。

以上、担当者Uでした。

担当者のつぶやき ボランティア

こんにちは。担当者Uです。

最近、電車やバスで長靴を持った人をちょくちょく見かけます。
おそらく、土砂災害の現場へボランティアへ行かれる方なのだと思います。
テレビのニュースでも、今日は○○人ボランティアの人が駆け付けた!ということが報じられています。



ボランティアって、やりたいけど何をしたらいいかわからない…という方も多いのではないでしょうか。
確かに、何の準備もせず、何をすればよいかもよくわからずに行動しても、現地で迷惑をかけてしまうだけ、ということになるかもしれません。
しかし、こうしたサイトがきちんと用意されているんですね。

広島市災害ボランティア本部

予約は必要か、何を持って行けばよいか、どんなことをするのか、等が詳しく書かれています。
現場はどのような状況か、が動画でも紹介されていました。
これならボランティア初心者の方でも参加しやすいですね☆



…さて、ここでいつものように小論文に話題を変えます。
「被災地をどう支援するか」「ボランティアを増やすにはどうするか」といった問いの答えを考えるとき、どうしても


「一人一人の心がけが大事」


といったような精神論を書いてしまいませんか?
確かにそれは本当のことでしょうが、では、さらに「一人一人の心がけをどう改善していくの?」と考えてみると、それはとても難しいことのように思えてしまいます。


例えば、
「交差点での重大な交通事故を減らすにはどうすればいいか?」
という問題があったとします。
これも「ドライバー一人一人が事故はいけない、と思って注意して運転すべきだ」と答えられたら、問題を出した人は「で、ドライバーの心を変えるにはどうすればいいの…?それがわからないと解決策って言えなくない?」と思ってしまうでしょう。
それよりは、「車がスピードを出して突っ込めないような交差点に変えてしまう」と答える方が、よっぽど具体的で、効果が高そうに思えてきます。
(参考:Wikipedia「ラウンドアバウト:安全性」
もちろん、交差点の形を変えるというのは非常に大がかりなことで、それに伴う細かな別の問題は出てくるのですが、それでも「重大な交通事故を減らす方法」としてはものすごく具体的で、説得力のある答えと言えそうです。


「一人一人の心がけが大事」というのは、誰もが否定できない、魔法の主張ではあります。
しかし、「どうやって心を変えるの?」と突っ込まれたとき、その具体的方法まで言えないと、小論文では「説得力がない」とみなされてしまうことが多いように思います。
「一人一人の心がけ」と書く前に、「それは本当に実現できるのか?」「実現するにはどんな方法が考えられるのか?」まで書けるかどうかをよく考えてみましょうね。