担当者のつぶやき 宇宙と小論文

こんにちは。担当者Uです。


最近、宇宙に関連する話題が多い気がします。
先月は「皆既月食」が日本各地で見られました。
Uも仕事中に会社の屋上に上って観察しました。
カメラを持っていなかったのでスマートフォン内蔵カメラで撮ってみたのですが…うーんイマイチ。
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よいカメラを持っていればよかった、と後悔しました。


そして今月に入って、欧州の探査機が世界で初めて彗星に着陸した、というニュースも報じられました。
なんと、10年もかけてこの着陸を計画していたというのですから…すごいですね。

本格的な彗星の調査はこれからですが、どうやら「彗星が地球に生命をもたらした」とする説があるそうで、今回の彗星の成分調査から、その説を検証することができるのではないか、と期待されているようです。


さて、こうした宇宙関連のニュースも、小論文ではよく出題されます。
例えばこんな具合です。


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◎米国のスペースシャトルが1981年の初飛行以来30年の歴史に幕を下ろすことについて述べ、これからの世界の宇宙開発について述べた『2011年7月10日「朝日新聞」』「シャトル引退 次の宇宙に成果つなぐ」を読み、あなたの意見を述べよ。
(2013年度名古屋商科大学・コミュニケーション学部・推薦)


◎火星に探査機が着陸し、かつて生物の生息可能な環境であったことが明らかになった。どのような環境が整えば生物が生息できるか、自分の考えを記述せよ。
(2014年度東洋大学・生物科学部・推薦)
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上の問題は、スペースシャトルの飛行が終了した話題、下の問題は、2012年に火星に着陸した探査機「キュリオシティ」の話題が取り上げられています。いずれも、最新のニュースなどをもとにして問題が作られています。
こうしたさまざまなニュースを知っておく、ということはもちろん重要ですが、ただ「知っている」だけではいけません。
今後の宇宙開発はどうあるべきか、開発を進めるにあたってどういう問題があるのか、そもそも、なぜ宇宙開発が必要なのか…といったことを自分なりに意見として持っておくとよいでしょう。


高校生のみなさんが大人になる頃は、「宇宙旅行」がもう少し一般的になっているかもしれませんね。楽しみです!