担当者のつぶやき ネット犯罪と小論文

こんにちは。担当者Uです。


突然ですが、Uは某SNSを利用しています。

そんなに頻繁に近況を書き込みをするわけではありませんが、学校を卒業して、また仕事が忙しくてなかなか会えないお友達の近況を知ることができるので、便利です。


先日、大学のお友達の一人から、こんなメッセージが届きました。

「お、久しぶりだなー。でも突然どうしたんだろう?」と思って、よく見ると…。

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…えー、断っておきますが、このお友達は日本人です。

明らかに最後の日本語がおかしい!
しかも中途半端に「携帯電話番」で切れている!


さっそく、違う手段で本人に連絡を取り、「メッセージ送った?」と聞いてみたのですが、

「送ってない送ってない!誰かに乗っ取られたのかも…」という返事でした。


本人が調べてみたところ、登録情報の中に、見慣れないメールアドレスがまぎれていたそうです。
おそらく、誰かがこのお友達のIDに侵入して、勝手にアドレスを登録して、悪さをしようとしていたのですね。

お友達はすぐにこのIDを利用停止にして、皆さんに「注意してください」と連絡を回していました。


こういう話はよく耳にはしますが、実際に届いてみるとビックリします。

言われるがままに携帯電話の番号をお伝えしていたら、間違いなく悪用されたと思います。

たまたま、このお友達のIDをのっとった悪い人(誰かわかりませんが…)の日本語があまり上手でなかったので、騙されませんでしたが、上手にやられていたら、Uも何か被害を受けていたかもしれません。

みなさんもお気を付けください!



小論文のことばかり考えているUは、こんなことが起こっても、「あー、これはまさに小論文入試でも定番の『インターネットの功罪』だなー」と考えてしまいました。

ただし「インターネットの功罪」と広く問われると、ものすごくたくさんの「功罪」が出てきてしまうので、問う方も答える方も大変です。

実際の小論文課題では、例えば、このぐらいに条件付けをします。


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Facebook、LINEなどのSNSによるコミュニケーションが広がりをみせているが、利用上の危険性ないし要注意点を具体的に述べよ。
(松本歯科大学・歯学部・AO)

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Uが遭遇したことのように、「IDの乗っ取り」というのも利用上の危険性・要注意点と言えそうです。

もちろんその他の問題もいろいろ扱えるでしょう。

高校生のみなさんにとっては、身近な問題で書きやすいかもしれませんが、かえって「何でも書ける」と、論の方向が定まらない、言いたいことがよくわからない解答になってしまうおそれもあります。
何でも書けるからこそ、問題をどこに設定するか、最も言いたいことを何にするか、しっかり決めて書くことが重要ですね。

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