担当者のつぶやき 豪雨土砂災害

こんにちは。担当者Uです。


広島市で、たいへんな土砂災害が発生しました。
Uにはこれまで、土砂災害なんてあまり人が立ち寄らない山奥でしか起きないのでは?という油断があったような気がします。
しかし、今回の土砂災害は、Uがいつも買い物に行く地域からほんの数分、山の方に移動したところで起きていました。
正直、「まさかこんな場所で!?」という気持ちです。
自然災害は本当に、いつ、どこで、どのように発生するかわからないものです。
行方不明者の捜索や住宅地の復旧が少しでも早く進むことを祈っています。



ニュースを見ると、日本全国から警察や消防の方が救援・復旧に来てくださっているのがわかります。
東日本大震災で被害に遭われた地域の方が、わざわざ広島へ復旧のお手伝いに来てくださってもいるようです(こちら)。本当にありがたいことです。




さて、このようなときに不謹慎かもしれないのですが…ここは小論文ブログです。ちょっとだけ書かせてください。

その年の重大ニュースは、翌年の入試で必ず扱われます!
豪雨土砂災害については毎年さまざまな地域で発生しているためか、2014年度の入試でも出題がみられます。
自然災害についての科学的な考察が求められているようです。

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近年、台風や局地的豪雨によって土石流に代表される土砂災害が多く発生し、人的被害がもたらされている。問1.土砂災害の増加の原因について、気象、土地利用、人的要因それぞれに着目して述べよ。問2.土砂災害の性質や発生メカニズムを、科学的に明らかにするためには、どのような観察・調査が考えられるか述べよ。(筑波大学・生命環境学群・地球学類・推薦)
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一方、社会科学(福祉学)的なアプローチを求める、次のような課題もあります。
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課題文を読み、問1.災害ボランティアが気を付けるべき点について、考えを述べよ。問2.略。問3.災害ボランティアは、一般的な社会福祉分野のボランティアに比べ、特にどのような点に気をつける必要があるか、考えを論じよ。(明治学院大学・社会学部・社会福祉学科・AO)
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どちらもテーマは「災害」なのですが、その災害のどのような問題に目を向けて、受験生に何を考えさせたいと考えているのか…がまったく異なるのがわかります。
上は簡単な比較ですが、受験する課題が何を求めているか、ということも小論文受験では重要です。


「天災は忘れたころにやってくる」(寺田寅彦)ですが、「時事ニュースは、忘れそうになったころに入試で出題される」のです!



うーん、あんまりうまくないか…。

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