担当者のつぶやき 社会人にも必要な「書く力」

こんにちは、担当者Uです。

今回は担当者Uがとある企業の方から「書く力」についてうかがったお話を紹介します。

先日、ある企業の方と一緒にお仕事をする機会があったのですが、その中で「社員の書く力の低下を非常に重大な問題として考えている」というお話がありました。

その会社は入社のための競争率が高く、試験もとても難しい様子ですが、その難関をくぐり抜けてきた社員さんでも、きちんとした文章を書けない人がとても多いそうなのです。例えば、順調に会社で成長してきた人が、昇進のための論文試験を書く練習をするときになって、初めて「書けない」ことに気づく、ということもあるそうです。

これは上の会社のことではありませんが、きちんと「書く」ことができない人の例として「お客さんからクレームや要望があったとき、それをきちんと整理して、上司に文書で報告することができない人がいる」というような話も聞いたことがあります。

高校生のみなさんのなかには、今はだめでも、大学に入り、社会人になっていけば、自然と文章は書けるようになる・・・と考えている人はいないでしょうか。しかし、それは甘い!のかもしれません。どこかできちんと書く練習を積んでおかないと、社会に出てから困ることになるかもしれませんね。

もちろん、文章にもさまざまな種類があります。連絡、報告、提案、謝罪、お礼などなど・・・それぞれの性格によって書き方は変わってきます。しかしどのような文章にも大事なのは「自分の言いたいことを正確に伝える」ということでしょう。

学校で学ぶ「小論文」は、そうした「自分の言いたいことを正確に伝える」ための練習としても役に立つものです。小論文の練習というと、つい「技法やテクニックを勉強して、進学・就職試験に合格するために練習するもの」だと思ってしまいます。しかし、私たちが社会に出ていくために確実に必要になる力を練習することができる、というようにも考えてもらえると、勉強の方法も変わってくるかもしれません。

本年度も小論文(そして人に伝わる文章を書くこと)にまつわるあれこれをブログで紹介していきたいと思っていますので、引き続き第一小論Netをよろしくお願いします!

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