こんにちは。担当者Uです。
たいへんご無沙汰しております。
以前、このコーナーで紹介しました「ワークシートで考える小論文解法教室」(ファミマプリント)が、全10作完成しました。
ファミマプリントのコピー機で簡単にプリントできる自学プリントですので、これから始まる夏休みでの小論文学習に最適です!
どうぞご利用ください。
自分で学べる小論文、入試対策演習シリーズ
「ワークシートで考える小論文解法教室」
さて、全10回のうち、
第5回 要約型 大阪府立大学(1090800009)と、
第10回 課題文型 富山大学(DGS013005)の設問2・3・4について、
長岡先生が解答例を用意してくださいました。
このブログで紹介しますので、まずは自分で解答したうえで、解答例と照らし合わせてください。
第5回 解答例
問1(70字以内)
自分がどんな人生を送ってきたのか、この先どんな人生になりそうか、自分はどんな人生にしたいのかを具体的に考えてみることで自分の姿をとらえること(70字)
問2(90字以内)
語り手が自分自身について話す際は、聞き手がどのように受け止めながら聞いているかが語り手の語り口に影響するし、エピソードも聞き手の共感や承認が得られそうなものを選んでしまうということ(90字)
問3(250字以内)
聞き手の反応をモニターしながら話すことで、過去の出来事が新たな構図のもとにこれまでとは違った意味合いをもつ出来事として浮かび上がってくる。したがって、過去の出来事を誰かに語るとき、それは今の自分の視点から再評価されるとともに、聞き手の視点からも再評価される。このような再評価によって、過去の経験のもつ意味が変わり、自己物語が変容していく。つまり、人に対して自己を語ることとは、語り手と聞き手の相互作用を通して絶えずチェックされるとともに、語りの場で変容し再構築されていくという二重の意義をもつ。(247字)
第10回 解答例
設問2(70字以内)
機械化によりある職場の特定の仕事に関する雇用が失われることは過去にもあったが、人間の労働に対する需要がすべて失われることは歴史上なかったから(70字)
設問3(80字以内)
人は機械によって雇用が失われることに恐怖心を持ちやすいが、歴史上の結果は、労働生産性は上がり賃金が上昇して、人々は機械のおかげで豊かになってきたということ(77字)
設問4(70字以内)
「機械により労働者が著しく不利益を被ることがある」という晩年のリカードの主張が裏付けられる時代が来ることをサミュエルソンも予測したということ(70字)