こんにちは。担当者Uです。
今日は主に高校の先生向けの記事になります。
弊社の高等学校用小論文学習教材のご案内ページが更新されました。
新刊「未来設計ワークノート」のご案内が追加されています。
この「未来設計ワークノート」については、制作を担当した後輩のMさんにその魅力を語ってもらいたいと思います。
では、Mさん、よろしく~。
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第一小論Net 担当者ブログをご覧の皆さま、こんにちは。
新刊『未来設計ワークノート』の制作を担当しております、Mと申します。
この場をかりて、新しくできた教材の紹介をさせていただきます。
『未来設計ワークノート』では、「自己肯定力」「コミュニケーション力」「社会規範」「社会貢献」の4つの項目について学習します。
この4つについて、「自分に自信を持とう」「コミュニケーション力を高めよう」「社会のルールを知って行動しよう」「社会に貢献しよう」といった言葉をよく耳にしませんか。
ただ、そう言われても、どうしたらいいのかわからないと感じる人が多いと思います。
しかし、この4つの力はどれも、社会に出て行く前に身につけておかなければならないもの、身につけることが求められているものです。
なぜなら、「自己肯定力」「コミュニケーション力」「社会規範」「社会貢献」は、社会の中で自分らしく活動していくために必要になるからです。
この教材では、たくさんのワークに取り組むことで、「自分の長所って気づかないだけでこんなにあるな」「よいコミュニケーションをとるのって意外に簡単だ」「ルールって自分と他者が快適に過ごすためにあるんだ」「自分を活かして人の役に立つために、こんな行動ができるな」ということに気づくことができます。
また各学習項目の最終ページでは、学校生活の中で実践する「行動目標」を決めていきますので、気づいたことを実際の行動に移す訓練もできます。
今よりもちょっと社会を意識した行動ができるようになり、そしてそれは社会に求められている力を身につけることにつながっていく――これから自分のキャリアを考え始める生徒のみなさんに、ぜひ使ってほしい一冊です。
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ありがとうございました!
うーん、自分よりよっぽど紹介がうまい…。
と、Uのひがみはさておき、いかがでしょうか?
ぜひ先生方には教材見本を手に取って、採用をご検討いただけたらと思います。
よろしくお願いいたします!!
※本書は学校採用専用品のため、原則、高校生、一般の方への販売はいたしておりません。ご了承ください。
こんにちは。担当者Uです。
突然ですが問題です。
「酔った客が駅のホームから線路に転落する事故が後を絶たない。この事故を減らすためにはどうするべきか、あなたの考えを述べなさい」
小論文入試でこんな問題が出た…という話ではありません。あしからず。
お酒に酔ってホームに落ちるなんて、高校生のみなさんからすれば「そんなに飲むなよ!」と言いたくもなるのでしょうが…。
でも、転落事故が起きているのは事実ですし、こんな理由でお客さんの命が犠牲になるのは避けたいところですよね。
さあ、どうすればいいでしょう?
この問題、実は既に対策が進められています。JR西日本の取り組みです。
Uの最寄り駅でもこの取り組みがなされていたので、写真を撮ってきました。
わかりますか?
ベンチに座った人の向きが、線路と平行になるようになっているのです。
どうしてこれだけで転落防止につながるのか?
それについては、以下の記事でくわしく解説されています。
2015年3月24日「神戸新聞NEXT 酔って線路に一直線 ホーム転落事故の9割 JR西が調査」
一部の新幹線の駅のように、ホーム全体に壁を作るという方法も考えられますが、とてもお金がかかるので、すべての駅に設置するのは大変です。
でも、ベンチの向きを変えるだけなら、それほどお金はかけなくてすみそうです。
これだけで少なくとも酔った人の転落防止を防ぐことができるのであれば、大きな改善ですよね。
みなさんに注目してもらいたいのは、「酔客の事故を科学的に分析」している、というところです。
小論文のよくない解答例として代表的なのが、「私たち一人ひとりが気をつけるべきだ」というものです。
この答え、「間違い」とは言い切れません。
しかし、そもそもどんな気持ちでいれば「気をつけた」ことになるのでしょうか。
いろんな人に、どんな方法で気をつけさせればいいのでしょうか。
「気をつける」だけで本当に問題は解決されるのでしょうか。
…と、いろんな疑問がわいてきて、結局「それって説得力ないよね」ということになってしまうのです。
しかし、このように酔ったお客さんの動きをしっかり分析し、その傾向をつかんだうえで対策を打ち出していたら、ものすごく説得力がありますよね。
もちろん、実際の小論文の試験において、このような「分析」ができることはまれですが、少なくともこうした科学的な分析が、提案する解決策の説得力を高める材料になるのだということは重要です。
ある社会問題が提示し、その解決方法を提案するような小論文の構成を「問題解決型」と言いますが、この問題解決型の構成をとる場合に、「問題点の分析・考察」が重要となります。
何が問題なのか、なぜ問題が生じてしまうのか、をしっかり考えることができたら、おのずと解決策も見えてくるからです。
小論文の問題を解く際も、こんなことを考えながら構成を練ることができたらいいかもしれません。
こんにちは。担当者Uです。
ふと思い立って、昔買った村上春樹さんのエッセイ『村上朝日堂はいかにして鍛えられたか』を読んでいます(そう言えば、以前も村上さんの記事を書いてしまいましたね…最近マイブームです)。
国語の教科書に採択されたことのあるエッセイも載っている、なかなかおもしろい本です。
元ネタは1995年~1996年の『週刊朝日』に掲載されていたコラムだというので、今からもう20年も前の内容の本になるわけです。
じゃあ現代に生きる私たちには役に立たない、古い内容なのかと言うと…
実はそんなことないのです。
例えば。
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都内の某デパートでエレベーターに乗った。そのエレベーターには、車椅子を使う人のために、低い位置に専用のボタンがついていた。(中略)
ところがエレベーターの入り口には、「車椅子ご利用の方は、なるべく付き添いの方と一緒にご利用下さい」と書かれた札がはってあった。僕はこれを読んで本当にびっくりした。
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さて、村上さんは何にびっくりしたのでしょう。続きはこうなっています。
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だってそうでしょう。車椅子のための専用スイッチをわざわざエレベーターにつけておきながら、「なるべくなら誰かについてもらって来いよな。一人で来るなよな」というものの言い方はないだろうよ。だったらはじめからそんな専用スイッチをつけなければいい。付き添いの人がいるのなら、その人が代わりに押してくれるわけだから。もし車椅子専用スイッチをつけるのなら、車椅子利用者が一人で気持ちよく買い物ができる環境を整備するべきだ。(中略)
これを書いた人は、その情けない文章を書くことによって、脚に障害を持った人の心を自分がどれほど傷つけているか、感じなかったのだろうか?
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うーん確かに。
この札を読んだ方の中には、「どこが問題だったのだろう?」と思った人もいるのではないでしょうか。
恥ずかしながら、Uもたぶんこの札を見せられても、すぐに村上さんのような思いに至れなかったのではないかと思います。
でも、確かに車椅子の人がこれを読んだらいい気はしないでしょうね。
それにしても、最近のデパート、エレベーターはどうなっているんでしょう。
さすがに20年も経っているのだから、このような札がないことを祈りたいものですが…。
今度、デパートに行ったら見てみます!
さて、エレベーターの話題は少し時代の流れを感じる内容でしたが、次に紹介するのは、逆に全然時代の流れを感じさせない文章です。
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世の中に「これからの二十一世紀、日本の進むべき道がよくわからない。見えてこない」と発言する人々がいるけれど、そうだろうか? 僕は思うのだけれど、現在我々の抱えている最重要課題のひとつは、エネルギー問題の解決――具体的に言えば、石油発電、ガソリン・エンジン、とくに原子力発電に代わる安全でクリーンな新しいエネルギー源を開発実現化することである。(中略)
でも技術的に原子力を廃絶できるシステムを作りあげることに成功すれば、日本という国家の重みが現実的に、歴史的にがらっと大きく違ってくるはずだ。「いろいろあったけど、日本はその時代やっぱりひとつ地球、人類のために役に立つ大きなことをしたんだな」ということになる。
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東日本大震災の後に書いたかの文章ですが、違います。1995年頃の文章です。
この主張は全く色褪せませんね。
著者に先見の明があるとも言えますし、この日本が20年ぐらい前から何にも進歩していないと言えるかもしれません。
さて、いかがだったでしょうか。
どちらも、20年前も現代も、変わらず社会で問題となっているできごとです。前者はいくぶん改善がみられているかもしれませんが、後者については変わらぬ課題として残っていますよね。
ごくごく当たり前のことですが、その本が書かれた時代も考えつつ、今にどう生かせるか、と思いながら本を読むと、また新たな発見があるものだと思いました。
こんにちは。担当者Uです。
先日、教材の校正や、学校からいただいた答案の処理を行っていると。
向かいに座っている後輩のMさんから相談を受けました。
Mさんは、小論文模試の成績表に掲載する、「注目の時事ニュース」の原稿を作っています。
小論文模試の成績表は、こちらで紹介していますが、
このように、「注目の時事ニュース」を紹介しています。
Mさんはこう聞いてきました。
「今度ここで『親の賠償責任、どこまで』という見出しのニュースを紹介しようと思うんですけど、このタイトルで意味わかりますかね?」
さて、高校生のみなさん、わかりますか???
正直、これだけでわかったら、普段きちんとニュースを見ている人だなぁと思います。
正解は。
ニュースダイジェストの4月10日の記事をご覧ください。
記事と一緒に読めば「なるほど」と思えるでしょうが、タイトルだけだとちょっとわかりにくいですよね。
ということで、「親の監督責任訴訟、判決」というタイトルに修正しました。
まあ、これでもそんなにわかりやすくはないのですが…
読んだ人に「このニュース、何だ?」と思ってもらい、実際にニュースダイジェストを読んでもらうことが目的なので(あ、本音をバラしてしまった)、お許しください。
でも、この「親の監督責任訴訟」は入試に出そうな気がします。
正解のない問いですが、「親の役割」と「社会」を問う、格好のテーマであるように思います。
「ニュースダイジェスト」では、このように小論文学習に役立ちそうな日々のニュースを紹介していますので、ぜひご覧ください!
こんにちは。担当者Uです。
今回のタイトルに掲げた「ナマ重」、なんのことかおわかりになるでしょうか?
正解は「ナマズ重」です。
…うーん、これでもニュースを知らない人はピンとこないかも。
くわしくは、こちらのニュースをご覧ください。
なんと、エサや調理法を工夫することで、ナマズがウナギそっくりの味になるというのです。
これは驚きです!
そもそも、ウナギは乱獲や環境変化などの原因で、絶滅の危機に瀕している魚です。
そのせいもあり、現在ウナギの値段が非常に高くなっていることはみなさんもよくご存じのことと思います。
ウナギ、とってもおいしいのですが、この値段では食べようという気にならない…という人も多いのでは。
もし、このナマズを大量に育てられるようになれば、今よりもっと安い値段でウナギ(によく似た、おいしい食べ物)を食べられるようになるのかもしれません。
それはうれしいことですねー。
今回、このナマズを開発したのは近畿大学。
近畿大学は、以前「近大マグロ」と呼ばれる、クロマグロ(こちらも絶滅危惧種)の完全養殖に成功したことで話題になっていました。
実はマグロの資源問題というのは、小論文入試でも以下のように出題がみられます。
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■『The Japan Times, Mar 13, 2010』から、マグロ資源の保護の必要性について述べた英文を読み、1980~2000年までのマグロ資源に関する3つの図を読み、読み取れることを、日本がマグロ資源に与える影響を中心に書け。〔300字〕
『平成24年版 環境白書 循環型社会白書/生物多様性白書』(環境省)と、マグロ資源管理と日本の責任について述べた『2012年12月3日「毎日新聞」』を読み、1.現在、マグロ資源に起きている問題には、「コモンズ(共有地)の悲劇」は当てはまるが、その理由を書け。2.なぜマグロ資源の管理がうまくいかないのか、オストロムの挙げた8つの条件のうち2つを用いて、その理由を書け。〔400字〕
(熊本県立大学・総合管理学部・後期)
■マグロの需要が拡大し、乱獲によりマグロの数が減少している。この現状をどう改善するべきか。具体的な理由や例を示しながら説明せよ。
(明治学院大学・国際学部・AO)
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こうなると、ウナギの資源問題も今後入試で出題がみられるかもしれませんね。
ただし、もし「乱獲によりウナギの数が減少している。この現状をどう改善すべきか」という課題が出たとしたら。
今回のニュースにあった「ナマズを食べればよい」と述べるだけでは、おそらく解答としては不十分です!
当たり前のことですが、いくらナマズを食べても、ウナギの数が増えるわけではないからです。
「ウナギの数が減るとこんな問題がある、だからウナギの数を増やさないといけない。でも私たちはウナギを食べたい。たくさん食べるとまた数が減る。だから、とりあえず代わりの食べ物でしのぐ」という「しのぐ」方法の事例としてはかろうじて使えますが、それはなかなかメインの主張にはなりにくいでしょう。
それよりはなぜウナギが減ると問題なのか、どうすれば数を増やせるのか、を主張した方が説得力が生まれそうですね。
おいしそうな食べ物の話題も、やっぱり「小論文」とつなげて考えることができてしまいます(ちょっと強引でしたが…)。
ウナギ(もしくはナマズ)を食べることがあったら、資源と種の保全という問題についても少し考えてみてはいかがでしょうか?
こんにちは。担当者Uです。
今日は「スーパー高校生」の話題から。
「高校生の行動力に世界が賞賛!725万トンの海に漂うプラスチックゴミを回収するシステムが素晴らしい」(feely)
すごいアイデアを考える高校生がいるものですね。
アイデアを考えるだけでなく、それを実現に移しているところがすばらしいです。
高校生も、やれば世界を動かせるんです!
みなさんもがんばってください!
…と口で言うのは簡単ですが。
おそらくほとんどの方が「いや、誰もがそんな世界を変えるようなことができるわけじゃないから」と思ってしまうでしょう。
この悩み、進学・就職のときによく表れるのではないかと思います。
進学(特に推薦入試など)、就職にあたって避けては通れないのが「自己PR」です。
よく、自己PR文の例では、「部活動で部長としてがんばって全国大会に出場した」とか「生徒会長になって学校を変えた」とか出てきます。
でも、そのような「わかりやすい称号」のない人は悩みますよね。
「わかりやすい称号」がないから、「自分には別にPRできるようなことがないし」と考える人は多いと思います。
でも、実際には、そうしたわかりやすい実績がなくても、うまく自己PRを行うことは可能です。
例えば、所属している部活動に、リーダーシップがあって、部員に新しい提案をどんどん行い、みんなをひっぱっている部長さんがいたとします。
部長さんは、アイデアは豊富だけどいつも言いっぱなしで、ツメが甘い。
「学校のグラウンドは狭いから満足に練習できない!もっと広い場所で練習すべきだ!」といつも言っています。
それについてはみんな賛成なのですが、「じゃあどの場所で、どんなふうに練習する?」という具体化はしません。
それを聞いていた副部長さん、「それならまずは顧問の先生に相談しないと。そのときは候補の場所も決めておかないと許可がもらえないと思うよ。Aさん、ちょっと候補場所を探してみてくれない?」と、どうすれば練習場所の変更を実現できるかを詰めてくれました。
今度はそれを聞いていた部員のAさん、「じゃあ候補の場所を調べてみるね」と、インターネットを使ったり、市役所に行ったりして、代わりの練習場所を複数探してくれました。
Bさんは、複数出てきた候補の練習場所のうち最も条件のよい場所の管理人さんに部活動での利用をかけあいました。上手にお願いをして、普通に利用するには手続きが面倒な練習場所を、年に1回管理人さんとお話をするだけで使ってもいいように交渉してくれました。
…と、こんなことがあったとしたら、全員が「自己PR」の材料を得たことになります。
例えばこんな自己PRができそうです。
■部長…誰も考えないようなアイデアを出すことができる。率先してみんなに意見を言える。
■副部長…企画を実現するための段取り整理が上手。
■Aさん…調べごとが上手。インターネットだけでなく、自分の足で調査する行動力もある。
■Bさん…交渉が上手。自分たちの希望をきちんと相手に伝え、また相手の事情もふまえながら双方が納得する取り決めを行うコミュニケーション力がある。
高校のうちにできることは限られています。それを就職・進学先の試験官はよくわかっています。
大事なのは、「何をがんばったのか」「それによって自分は、周囲はどう変わった(よくなった)のか」をきちんと説明できることだと思います。
自分一人でうまく考えがまとまらなかったら、周りの人に相談するのもいいですね。
※本当はさらにそこから、「なぜPRした長所があると、進路先で役に立つのか」ということまで考えていかないといけないのですが…。
ここから先は教材で勉強してみてください(ただし、高校の先生でないと購入できませんのでご注意)。
冒頭に紹介したようなことは、誰もができるわけではありません。
でも、みんなそれぞれ、何かしらのアピール材料は持っているものです。
「わかりやすい称号」をやみくもに求めるのではなく、一見「普通」のできごとをいかに文章としてまとめられるか、で勝負できるといいですね。
こんにちは。担当者Uです。
ゴールデンウィーク、いかがお過ごしだったでしょうか?
今日はロボットの話題です。
以前、認認介護の記事で、介護ロボットについて紹介しましたが、先日こんな記事が紹介されていましたね。
■介護や福祉現場で使える「ロボットスーツHAL」がすごい(2015年4月19日「livedoor NEWS」)
ロボットスーツ「HAL」、なんだかカッコイイですね!男の子はこれを見るとテンションが上がりそうです。
種類も「下肢に障害がある人や、脚力が弱くなっている人を支援する」タイプや、「介護を行う人が装着」して、「腰にかかる負担を軽減する」タイプなど、いろいろあるようです。
みなさんの中には職場体験などで介護のお仕事を経験した人もいるかもしれませんが、介護って本当に肉体労働みたいですね。
こうした機械の開発によって、介護者も被介護者も、負担が減って生活にゆとりと楽しさが生まれるようになっていったらいいな~と思います。
一方、こんなロボットも話題になっていたようです。
■アンドロイド「地平アイこ」お出迎え…三越本店(2015年4月20日「読売新聞」)
こちらはもはや「ロボット」と呼ぶのは違和感があります。
「人間そのもの!」とまでは言えませんが、かなり精巧なつくりをしています。
そういえば、今、こんな番組も放送されていますよね。
マツコロイド、なかなか衝撃です。
しかし、ここまで来ると、一種の「気持ち悪さ」も感じるような…。
人間じゃないのに見た目は人間そのもの。
そこに「心」がないことが気持ち悪さにつながるのでしょうか。
ロボットはこれからどこに向かっていくのでしょうか。
この問題については、「マツコとマツコ」にも登場する、石黒浩さんの研究が参考になります。
実は石黒さんの文章は第一学習社の国語教科書でも、取り上げられています。
ここでは、石黒浩さんと劇作家の平田オリザさんが、ロボットの「心」に迫っています。
技術が進化するにつれ、「ロボット」という言葉だけではくくりきれない、さまざまなタイプの機械が登場してきています。
それにより「ロボットだから理系」というようなことではなく、人の心やものの考え方にまで議論は及んでいきます。
今後もさまざまな学部で「ロボット」を題材とした入試が出てきそうな気がします。要チェックです!
こんにちは。担当者Uです。
今日、社内回覧で、「日常の疲れは動いてとる!アクティブレストのススメ」という記事が回ってきました。
新年度は、生活リズムが変わったり、いろんな行事が入ったり、バタバタして疲れやすい時期です。
その「疲れ」を解消しようと、休みの日はお昼まで寝て体力回復!というような方も多いかもしれません。
しかし、運動で身体に負荷をかけた疲れでない場合、例えば勉強やお仕事や俗に言う「気疲れ」は、脳の疲れで、身体は疲れていない場合もあります。
そんなときは、短時間でも軽く身体を動かすことで、調子がよくなることが多いようです。
血液の循環がよくなったり、身体のこわばりがとれたり、という効果があるためです。
また、運動によって適度な疲労感があると、夜ぐっすりと眠ることができるようにもなります。
こうした「心地のよい強度で軽く身体を動かして、疲れをとる方法」が「アクティブレスト」と呼ばれているそうです。
アクティブ・レストのすすめ(「PRESIDENT」2013年9月2日号)も参考にしてみてください。
ビジネスパーソンのための記事ですが、机に向かって勉強し続けている受験生のみなさん、日頃多忙な業務をこなす学校の先生方にも有益な情報だと思います。
この話題、小論文にも使えないでしょうか?
体育学系の学部入試や、スポーツ推薦入試では、「スポーツの意義」に関連する小論文のテーマがよく採用されます。
スポーツにはもちろん身体面・精神面の向上という大きな意義がありますが、その具体例として、この「アクティブレスト」も活用できそうな気がします。
確かに、軽く運動することの心地よさってありますよね。
「休み方」にもいろいろあります。
家でだらだらと寝て過ごす「休み方」だけではなく、たまには外で軽い運動をして(そして小論文のことにも少し思いを寄せ…)リフレッシュできたらいいですね。