担当者のつぶやき 小論文講師のつぶやき紹介!

こんにちは。担当者Uです。


今日はやや高校の先生向けの文章になります。

いつも会社に助言をいただく小論文の先生がこんなことをおっしゃっていました。



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いろんな学校へ訪問していると、
書くための「ネタ」がないから小論文が書けないのだ、とよく言われる。

もちろん、小論文指導の時間がなかなかとれない中、短期決戦で志望先の「傾向と対策」を見据え、そこに必要な「ネタ」を収集していく…という練習方法は存在する。

しかし、実際にはネタがあってもなかなか書けないように思う。
とある学校では、やはり指導時間がとれない中、志望分野に直接関係のあるテーマのネタだけ勉強した生徒は受験に失敗したが、
分野を限定せず、さまざまな問題に取り組んだ生徒は合格した、とのこと。
難しいかもしれないが、1年生のうちから地道に取り組むことが一番のように思う。
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そうですよねー。
Uもいろんな入試問題をよく見ますが、「え、この学部でこんなこと聞かれるの?」というような問題はたくさんあります。
大学・学部によって出題傾向(のようなもの)がないわけではないのですが、狙い撃ちして勉強しても、確実にヒットするとは限りません。
やはり確実なのは早いうちからコツコツと勉強しておくことだと思います。



「いや、それができれば苦労しないんだよ!」というお声はよくわかります…。
この小論Netが「コツコツ」勉強することの助けになれば一番うれしいのですが。
もし、高校の先生で、生徒さんへの指導にお悩みの方がいらっしゃったら、ぜひお問い合わせフォームにてご連絡ください。
全国の小論文スタッフが相談に応じます!

担当者のつぶやき 大学初年度教育

こんにちは。担当者Uです。

少し前の新聞記事ですが、興味深い内容が載っていました。

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山形大学は4年前から、新入生対象に作文や討論・発表力を養う「スタートアップセミナー」を実施している。大学での学習の基礎になる日本語力の向上のため。学習用にテキスト「なせば成る!」も発行するが、具体的なテーマは学科やコースごとに担当教員が決めており、1年生の時から専門課程への理解を深め、進路を見つめ直す機会にもなっている。
(中略)
大学生としての学びの技法を身に付けるだけでなく、将来を見据えて何をどう学ぶのか、といったイメージを明確に持たせたい。セミナーには、そんな思いも込められている。
(2014年5月2日付『読売新聞』「教育ルネサンス 生徒から学生へ4 日本語磨き 将来像も描く」)
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最近は大学入学後にこうした基礎的な力を学ぶ機会が増えているようですね。
Uが学生のときは、こんな親切な授業はありませんでした。「え、レポートってどうやって書けばいいの?」「4000字なんてとても書けない~!」などと言っていたことが懐かしいです…。
よく言えば「親切」ですが、でも大学の先生から言わせれば「大学できちんと勉強できるだけの力が新入生についていないから、こうした授業で基礎的なことを教えていかないといけない」ということなのかな、とも思います。

調べてみましたが、山形大学の『なせば成る!』というテキストは

・大学で学ぶということ
・学びの技法
・プレゼンテーションを学ぶ
・グループで学ぶ
・レポートを書く
・調査・情報収集の方法

という内容で構成されているようです。

でも、小論文担当者のUとしては、「高校で小論文学習をしっかりやっておけば、少なくともレポートや情報収集の方法で困ることはあんまりないんじゃないのかな…」とも思ってしまいます。
高校生のみなさんにとっては「小論文」の勉強はしんどいかもしれませんが、小論文で学んだことは、必ず大学に入ってから役に立つと思います。
「問われたテーマに正しく答える」「自分の意見を明確に一貫した内容で述べる」「自分の意見と見聞きした情報を区別する」といったことは、小論文でもレポートでも同じように大切なことですから。

受験対策は本当に大変でしょうが、小論文学習を「受験を乗り切るために最低限のテクニックだけ身に付けておけばいいや」などと考えないで、自分の意見を人に伝えるとはどうすればよいのか…という、大きな目的のなかに位置づけてもらえたら、と思います。

担当者のつぶやき キャラクターと世界進出

こんにちは。担当者Uです。

仕事でいろいろと調べごとをしていると、すごいキャラクターを発見しました。
朝のテレビでも取り上げられているようなので、ご存じの方は多いと思いますが…Uは初めて見ました。


KIRIMIちゃん.←「.」が入るのが正式のようです

ぐでたま



おお、こ、これは…。斬新ですね…。

しかし、こうした新しいキャラクターの開発は「キティちゃん頼み」になっているサンリオという会社の危機感の表れでもあるそうです。
今、キティちゃんは世界にものすごい勢いで広まっているようです。
Uが以前旅行したときにも、パリのど真ん中のオシャレな百貨店で、キティちゃんコーナーが大きく取り扱われているのを発見しました。
「えー、パリでキティ???」とびっくりしたものですが、その後TVでハリウッド女優さんがキティちゃんグッズを身に着けているのを見て、その広がりを実感しました。


このような「かわいいキャラクター」は日本独自のものとして、海外の人からは認知されているようです。日本はこの動きを逆手にとって、積極的に「新しい日本文化」として発信しているようです。
なんだかちょっと気恥ずかしいような気もしますが、海外の人にも喜んでもらえて、まあよしとしたらいいんでしょうか。アニメだけではなく、もっといろんな日本を知ってほしい!とも思いますが。


さて、唐突にかわいいキャラクターのお話をしてしまいましたが、こうした「ネタ」も小論文入試で出題されることがあるんですよ!一例を紹介します。


・アニメやマンガをはじめ、日本文化の発信にとってポップカルチャー(大衆文化)が占める割合は、近年無視することのできないものとなっている。異文化理解におけるポップカルチャーの役割について、具体例を挙げてあなたの考えを述べよ。(日本大・国際関係・国際教養・推薦)

・『2012年7月31日「西日本新聞」』から、コスプレの愛好家がコスプレの魅力について述べた部分を読み、「世界コスプレサミット」のような行事が、主催する実行委員会に外務省が加わっている事実を踏まえて、現代の日本のポップカルチャーが国際的に広がっている現象について論評せよ。(富山大・人間発達科学・発達教育・後期)

・情報通信システム工学科は、入学者受け入れ方針の一つに「情報科学技術を通じ、人類の幸福と社会の発展に貢献しようとする意欲を持っている人」を掲げている。これを踏まえて、次の問いに答えよ。いわゆる「ゆるキャラ」と情報技術を合わせることにより、どのような地域振興が可能だろうか。あなたのアイディアとその効果について、まとめて記述せよ。(宮崎大・工・情報システム工学・推薦)


難しそうなことを言っていますが、元ネタは「アニメ」「コスプレ」「ゆるキャラ」なんですよね~。3つめの出題は「地域振興」がテーマですが、こうしたあまりに身近?な話題も出題されることがあるんですね。


そう考えると、ちょっと小論文の勉強も楽しくなってきませんか?

小論文教材のご案内 更新(第3回模試)

こんにちは。担当者Uです。

「第3回小論文模試」の問題が確定しましたので、
「小論文教材のご案内」の「小論文模試 年間実施計画」のページを更新しました。

第3回小論文模試は「夏休み特別対策」シリーズです。
推薦・AO入試対策用の課題を多めにラインナップに加えています。

今回はあの有名サッカー選手の著作や、テレビ・CMで引っ張りだこの、あの教育評論家の著作から出題を行っています。
でも、決してミーハーなねらいで出題したわけではありませんよ・・・。
有名サッカー選手の文章は、スポーツをするうえで欠かせない思考法についてわかりやすく書かれています。
また教育評論家の文章は、少し古い文章なのですが、今の教育問題を考えるうえで大変参考になる考えが記されています。
多くは書けませんが、この他にも入試に役立つ問題がたくさん収録されています。
ぜひご検討のほど、よろしくお願いします!!

担当者のつぶやき 添削!

こんにちは。担当者Uです。GWはみなさんいかがお過ごしでしたか?
ただ、知り合いの先生には「ずっと仕事・・・」という方も何人かいらっしゃいました。
おそらく部活や雑務に追われておられるのだと思います。本当にお疲れ様でした!

さて、Uのお休みの話を書いても仕方がありません(決してどこにも遊びに行けなかったからではなく)。
今日は第一学習社の小論文事業で最も大切なお仕事の一つ「添削」についてちょっとだけ紹介します。

第一弾は「筆記用具」です!・・・え、おもしろくないって?

しかし、添削指導には、ふだんなかなかお目にかかれない筆記用具を使って指導をしているんですよ。その世界を少しだけご紹介します。

第一学習社の添削指導の特徴は「赤青2色指導」です。簡単に言うと「表現・表記の指導」を青字で、「内容の指導」を赤字で行う、というものです。
表現・表記の誤りというのは、少し気をつければすぐに直してもらえるものです。ですから青字で目立たせて、「まずは青の指導が少しでも入らないように気をつけよう!」と思ってもらいやすくするために、2色での指導を行っているのです。

赤ペン

こちらが「赤ペン」です。デスクペンと呼ばれる、万年筆タイプの筆記用具です。
Uは恥ずかしながら、この会社に入るまで、万年筆なるものを使ったことがありませんでした・・・。
入社してから使ってみると。慣れるまではうまく書くのが難しいのですが、コツを覚えてみると、本当に素晴らしい「書き心地」!書くことが気持ちいい、と思ったのは初めてです。

そして後ろにぼんやり見えているのが修正液です。中身は(たぶん)企業秘密です。
これを使うとインクの色がさらりと消えてしまう、スグレモノです。ただ、あまり使いすぎると紙がいたんでしまうので、使いすぎは禁物です。
指導者のみなさんにはいつも「あまり使いすぎないでくださいね!」とお願いしているのですが、真面目で良心的な指導者さんであればあるほど「最初の指導より、こう指導した方がもっと言いたいことが伝わりやすくなるはず・・・」と考えてしまう傾向にあるので、つい修正液を使いすぎてしまうことがあるようなのです。あまり多くはないと思いますが、少しいたんでしまった答案が返ってきた高校生のみなさん、そういう事情なのです。ごめんなさい。

さて、この修正液。文字通り「液」なので、すぐに乾かす必要があります。
その時に使うのが「ドライヤー」です!オフィスにドライヤーをたくさん常備している会社なんてうちぐらいではないでしょうか・・・。

ドライヤー

ところが、ごくまれに○リクションボールなど、書いても消せるペンを使って小論文を書いてくる受験者さんがいます。
そんな答案に対してドライヤーを使ってしまうと・・・先日も「大変です!答案が消えてしまいました!」という指導者さんの声が!

そのときは答案を冷やして、なんとか文字を復活させることができました。

こちらも十分に気をつけてはいるのですが、高校生のみなさん、あまり小論文の答案に「消せるペン」は使わないようにしてください・・・。ささやかなお願いです。

担当者のつぶやき 社会人にも必要な「書く力」

こんにちは、担当者Uです。

今回は担当者Uがとある企業の方から「書く力」についてうかがったお話を紹介します。

先日、ある企業の方と一緒にお仕事をする機会があったのですが、その中で「社員の書く力の低下を非常に重大な問題として考えている」というお話がありました。

その会社は入社のための競争率が高く、試験もとても難しい様子ですが、その難関をくぐり抜けてきた社員さんでも、きちんとした文章を書けない人がとても多いそうなのです。例えば、順調に会社で成長してきた人が、昇進のための論文試験を書く練習をするときになって、初めて「書けない」ことに気づく、ということもあるそうです。

これは上の会社のことではありませんが、きちんと「書く」ことができない人の例として「お客さんからクレームや要望があったとき、それをきちんと整理して、上司に文書で報告することができない人がいる」というような話も聞いたことがあります。

高校生のみなさんのなかには、今はだめでも、大学に入り、社会人になっていけば、自然と文章は書けるようになる・・・と考えている人はいないでしょうか。しかし、それは甘い!のかもしれません。どこかできちんと書く練習を積んでおかないと、社会に出てから困ることになるかもしれませんね。

もちろん、文章にもさまざまな種類があります。連絡、報告、提案、謝罪、お礼などなど・・・それぞれの性格によって書き方は変わってきます。しかしどのような文章にも大事なのは「自分の言いたいことを正確に伝える」ということでしょう。

学校で学ぶ「小論文」は、そうした「自分の言いたいことを正確に伝える」ための練習としても役に立つものです。小論文の練習というと、つい「技法やテクニックを勉強して、進学・就職試験に合格するために練習するもの」だと思ってしまいます。しかし、私たちが社会に出ていくために確実に必要になる力を練習することができる、というようにも考えてもらえると、勉強の方法も変わってくるかもしれません。

本年度も小論文(そして人に伝わる文章を書くこと)にまつわるあれこれをブログで紹介していきたいと思っていますので、引き続き第一小論Netをよろしくお願いします!

担当者のつぶやき (小)論文の作法

こんにちは。担当者Uです。


先日このブログで「1月、世間で特に注目されたのは、STAP細胞のニュース」だと書きましたが、今なおこのような形で世間をにぎわせることになっているとは、予想だにしませんでした・・・。


世間の反応はもはや「論文の信頼性」というだけにとどまっていない様子ですが、小論文のお仕事をしている私たちは、やはり「論文の信頼性」ということが気になってしまいます。


今回のSTAP細胞の研究成果が実際にはどのようなものであるのか。これについては今なお調査中であると思いますので、深く追求することはしません。しかし一般論として言えるのは、「論文において人の意見を使用するときは、それが『引用』であることをはっきり示すこと」が大原則だということです。


これは高校生のみなさんが書く「小論文」でも同じことです。


日頃、小論文テストの添削の現場に立ち会っていると、よく
「解答例文を丸写しした答案」
「丸写しではないけど、第○段落の内容は解答例文そっくりそのままの答案」
「具体例だけ変えていて、あとは解答例文とまったく同じ中身の答案」
などに出会います。
一見、よく書けているように見えるのですが、何かから流用したことが明らかな場合、点数を大きく下げることがあります。


「論文」にしても「小論文」にしても、書いた人独自の考えを示すことが大切です。
仮に結論が「みんなと同じ考え」だったとしても、「私は■■の理由から、やはりみんなと同じように、△△という考えが正しいと考える」というような形で、「独自性」を出すことは可能です。
そうした手続きを踏まずに、あたかも最初から自分が考えたかのように「私はこう考える」と述べたとしても、そこに説得力は生まれません。
もっと重大な論文であれば、人の意見を盗んだひどい人間、という評価をされることになるかもしれません。


もちろん、自分一人で一から説得力のある意見を述べることは大変です。
ですから、人の意見を使用するときは、「これまでこの問題については○○という人がこう言っていた」「新聞ではこの問題についてこう書かれている」などのように、誰がどう書いていたか、ということをはっきり述べることが必要です。
こうすれば「自分の意見」と「人の意見」をはっきり線引きしていることが読む人にもわかりますから、「盗んだ」ことにはなりません。


念のため確認しておきますが、今回のSTAP細胞の論文が盗作だと言っているわけではありませんよ!論文の「体裁」「作法」としてはおそらく重大な問題があったのだと思いますが、その研究自体にどの程度の価値が残されているのか、ということの検証はまだこれからなのだと思います。


少なくとも何らかの新しい発見があって、これからの科学の進歩に少しでも貢献できる要素が残っていたらいいなぁ・・・と担当者Uは思っています。

担当者のつぶやき 「卒業」

こんにちは、担当者Uです。今日は高校生のみなさん向けにつぶやいてみます。

3月は「卒業」のシーズン。進路が決まった方、おめでとうございます!まだの方、あと一息です!

このサイトも受験に向けてがんばっている高校生のみなさん、先生のみなさんのお役に立てることを祈って開設しています。

スタッフ一同がんばっていますので、何かご要望があったらご連絡くださいね。

唐突ですが、「卒業」というキーワードでは、どのような小論文入試が出ているんだろう? と気になり、社内のデータを調べてみました。

一例ですが、こんな結果が出てきました↓↓↓

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◎入学後の勉強への取り組みや卒業後の進路への考え方などについて書け。(北海道自動車短期大学 自動車工業科 一般)

◎あなたが本学の書道専攻に進学してまでも書道を学びたい理由を自分の将来(卒業後)の希望と合わせて具体的に述べよ。(東京学芸大学 中等教育教員 書道専攻 推薦)

◎A村は、高齢化が進んだ山間の豪雪地帯にあり、毎年屋根の雪下ろしが追いつかず、家屋の倒壊が相次いでいた。そこで、A村の近くにあるB大学では、卒業に必要な科目として、学生に対してA村の除雪のボランティア活動を事実上義務付けた。このことの是非について論じよ。(新潟大学 法学部 後期)

◎あなたは、本学卒業後、歯科医師になってから、どんな夢や目標、あるいは大志を実現したいと思うか。複数のイメージでも差し支えない。できるだけ詳しく書け。(大阪歯科大学 歯学部 前期)

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うーん、いろんな問題があるものですね。普段から仕事で入試問題を見ているUもびっくりです。

比較的、志望理由的なものを書かせる出題のなかでよく用いられるようですが、まだ大学に入ってどんな生活が待ち受けているかもよくわからない高校生に「大学卒業後の将来」まで見据えて考えを述べさせるんですね!これは大変です。

しかし、高校生のうちからこうした考えをきちんと整理しておくことはとても大事です。「目標」を持って、ではその「目標」を達成するためにどのような「行動」をとらないといけないかを考える、という作業は、大人になってからも必要になることです(Uの今年の目標は「毎月10キロ走る」です。どうでもいいことですが)。

「近いから」「友達がいるから」といった理由で進路を選んでいませんか? しかし、大学の先生の気持ちになってみれば、「本当にうちの大学でちゃんと勉強する気あるのかな・・・」と思われてしまうでしょう。

大学側にも「お、この受験性はやる気があるなー」と思ってもらえるだけの文章が書けるようにならないといけません。そのためには繰り返し練習することが大切です。

小論文入試でどんな内容が出題されているかを知りたい方は、「入試過去問BOX」をご覧ください!大学がどんな問題を出題しているのか、眺めるだけでも、けっこうおもしろいものですよー。